釣りの事なら釣太郎

チョウチョウウオを食べてみた話し


先日釣ったチョウチョウウオ。

足元のキワから出て来て、
浮き当たりを出さずに餌をつついて食べつくしてしまう憎いヤツ。

見た目的には
美味しそうではないし、

市場にもほぼ出回らないので、
当然、スーパーにも魚屋にも売っていない魚。

それなヤツなのに、
ネットの市場魚貝介類図鑑では、
食味評価4 非常に美味。

 

以前に食べたことがあるけど、
思ったより美味しかったけど、

ホンマに食味評価4ぐらい
美味しかったかなぁー?と、

記憶も定かではないので、
今回上手いこと針掛かりして釣れたし、

持ち帰ってみることにしました。

三枚に下ろしたチョウチョウウオ。

身が真っ白で、
包丁はベタベタ。

はい。

つまりは、かなりの脂がのっている訳です。

釣り場で下処理として、
内臓を出した際も、

かなりの脂がありました。

フカセの撒き餌を思う存分に
腹いっぱい毎日食べまくってるので、

そりゃ肥えるわけですね。

それもフカセやる人で、
持ち帰る人なんて、

おそらく1%もいないぐらいかも!?と、
僕は思います。

皮目をバーナーで炙ると、
ジュワジュワと脂が燃える感じが、

他の魚よりかなり強い。

それを冷たい水で冷やして、
キッチンペーパーで水気を拭いたのち、

そぎ切りで皿に盛り付けました。

 

なんかおかしな事になっていますのは、

写真上で姿造りになっているGT(メッキ)。

左下はカスミアジ(メッキ)で、

右下がチョウチョウウオです。

 

さぁ、どうなんだチョウチョウウオ。
と、食べてみます。

脂のりかなりあって、
ベタベタはしなくとも、
旨みは強め。

そして、後味に
独特の香りが残ります。

何かに似ている香りなんですが、
なんとも言えず。

たぶん、土みたいなニオイと言ったら
分かり易いかも知れません。

これ、食味評価4かなぁーと、
あらためて考えてみましたが、

脂はのってますが、
食味評価としては3かと、ぼくは思います。

ただ、思ってたよりは美味しいという
評価は以前と同じでした。