


シロギス(キス)はどうやって釣るの? 石ゴカイと青イソメの違いって?? 料理は天ぷらがオススメ!

9/11 (日) 南部でキスの釣果

キス(シロギス)の投げ釣り(ちょい投げ釣り)
キス(シロギス)は簡単に釣れ、食べて美味しいと海釣りの中でも大人気の魚です。
パールピンクに輝く魚体は、海の女王と呼ばれるほどきれいな魚で、初心者から上級者までの老若男女問わず数々のアングラーを魅了しています。
南紀の砂浜や堤防、波止では、簡単なちょい投げ釣りでキスが釣れます。
エサはゴカイという虫エサを使い、シンプルな仕掛けで、ちょいと10mほど投げて釣るのが、ちょい投げスタイルです。
キスは体が小さな割に、アタリが大きく、よく引く魚なので初めて竿先にブルブルと来た時は、びっくりするかもしれません。
釣れるサイズは15~23cmで、25cmを超える良型も混じり、ピンギスと呼ばれる10~15cmほどの小さなキスも数多く釣れます。
シーズンは3月頃からで、初夏から夏が本番。特に梅雨時期が一番、数も型も良い。
キス(シロギス)は砂浜から投げ釣りで釣るのは一般的ですが、ここみなべ町や田辺市では、砂浜はもちろん、漁港の堤防、波止から狙う事が出来、本格的に長い竿で遠投しなくても、堤防や砂浜から少し投げるだけの「ちょい投げ釣り」で簡単にキスが釣れます。
キスだけでなく色んな魚が釣れるのも、ちょい投げ釣りの楽しいところです。
キスと言えば砂浜からの投げ釣り!
みなべ町~田辺市には砂浜が多く、キスのちょい投げ釣りも盛んです。
また、周辺の漁港も砂地になっており、キス釣りには最適な立地条件が揃っています!
キスと言えば砂浜からの投げ釣り!
みなべ町~田辺市には砂浜が多く、キスのちょい投げ釣りも盛んです。
また、周辺の漁港も砂地になっており、キス釣りには最適な立地条件が揃っています!
みなべ町内トップクラスの大きさを誇る全長約2kmの千里浜は、岩代浜と同様太平洋に面したファミリーフィッシングに最適で安全な投げ釣りスポットで、また日本有数のアカウミガメの産卵地の一つです。
歴史をたどってみると、この千里浜はかつて白砂清松ノ浜といわれていて、伊勢物語や枕草子にもこの名前が登場しているらしいです。
なんといってもこの釣り場の魅力は、内向きのファミリー向けの安全な堤防では車を横付けして釣りが出来るということです。
1年を通して多種多様な魚種が釣れています。
無論、キスやアジもたくさん釣れる堤防で、安全かつ魚の多い場所のため年中賑わっている釣り場です。
沖側の高い堤防からは砂地になっていますので、キスが狙えます。
湾内堤防は赤い灯台のある堤防からキスが狙えます。
なお、この釣り場は釣太郎みなべ店から国道42号線を左に出てもらって、
一番初めの橋を渡ってすぐの角を右折です。『橋を渡ってすぐ右』と覚えて下さい。
釣れる時期は、3月からで、ピークは5~7月。
8月~11月には、小型サイズのピンギスがメインで、ちょい投げ釣りで狙えます。
時間帯は朝と夕方をメインに狙いましょう。
南紀の投げ釣りシーズンは早くて3月から釣れ始める。シーズン初期は数、型ともにそこまでは出ない。
・3月△:早くてポツポツと砂浜や漁港で釣れはじめる。
・4月○:釣果も上向いてきてキス狙いの釣り人も多くなってきて釣果も上がり始める。
・5月◎:キスの最盛期数釣りが楽しめる。
・6月◎:産卵期、キスの最盛期数釣り・大型ともに良く釣れる時期。
・7月〇:産卵時期終盤、キスの最盛期型は落ちるが数は釣れる。
・8月△:キスの下火傾向になり数も落ちてくるが群れに当れば大釣りも可能。
・9月~10月は遠投~超遠投が必要で小型の数釣りが楽しめるがどちらかというと玄人向きです。
4月~7月は波打ち際~チョイ投げ(20~30m)までで良く釣れるので初心者の方でも簡単に釣果を重ねられる。
梅雨時期は産卵で接岸し、波打ち際まで寄ってくるので大型のキスを釣りやすく、数も釣れるということなのです。
ライトな仕掛けでちょい投げ釣りで釣れるということもあり小さなお子様~お年寄りまで楽しめる時期です
朝一(日の出の時間)~AM8時頃までが朝の時合(よく釣れる時間)。
16~19時の夕方の時合も必ず抑えておきましょう!
カンカン照りより曇った日、小雨の日がまとまった数も出るように思います。
濁りやゴミ、波が高い時は釣果も落ちます。
投げ釣りで使われるエサで虫エサと呼ばれるものがあります。
ゴカイはキス釣りのメインエサ
1パック600円(目安1人3時間分)
オーソドックスなキス(シロギス)の投げ釣り仕掛け
竿 :エギングロッドや、2m前後のコンパクトロッドで充分。
リール:小型のスピニングリール
道糸 :ナイロンライン3~5号。PEラインでもOK
天秤 :ちょい投げなので、3~8号のオモリがついた天秤
仕掛け:市販のキス用仕掛けで、2~3本のハリが付いたもの
エギングロッド、コンパクトロッド&小型のリール
・短くて扱いが容易
・価格帯もリーズナブルなものが多く、種類も豊富
・コンパクト(2ピースタイプが多い)
・ちょい投げに最適でエギングロッド用の仕掛けなども各メーカーから出ている
・軽量なものが多く、力のない子供や女性などでも扱いやすいと、簡単に始められ、気軽に出来るキス釣りが人気となっています。
天秤付き投げ釣りセット
エギングロッドやコンパクトロッドに最適で子供から年配の方まで幅広い世代に支持されているちょい投げ仕掛けの決定版。
セッティングも簡単で初心者の方に特に人気!
天秤もついているので、これだけ買えば、直ぐに釣りが始められます。
天秤
天秤はちょい投げ釣りで必須の釣り道具。
遠くへ飛ばすためのオモリの役割。軽くて長い仕掛けの、絡み防止の役割を果たしてくれます。
仕掛けだけでは、釣りが成り立ちません。
持っていない場合は、必ず購入しておきましょう。
投げ釣り仕掛け
キス(シロギス)の仕掛けは、色々と種類がありますが、短い竿で投げる時には、仕掛けが短い2本鈎か3本鈎が使いやすいです。
鈎の大きさは7号をメインにし、小型が多い時は6号も使います。
フグや根掛かりがあった時に、仕掛けを交換出来るように予備仕掛けも忘れずに持って行きましょう。
キス(シロギス)の投げ釣りを詳しくみていきましょう。
みなべ町から田辺市の砂浜、堤防では、
遠投釣りは必要ありませんので、ちょい投げ釣りについて解説していきます。
・竿にリールをセットし、
竿のガイドに道糸を通す。
・道糸の先に、市販の天秤を結ぶ。
・天秤の先に、市販の仕掛けをセットする。
コンパクトロッドに投げ釣り仕掛けをセットする(参考動画)
虫エサを付ける時の注意点
基本としてハリに対してまっすぐに刺す事が大事です。
曲がっていると投げて引いて来るときにクルクルと回ってしまい、仕掛けのトラブルの元になってしまいます。
また、ハリ先は出すようにしましょう。
ゴカイ1匹をまずは1匹つけて、投げてみましょう。
アタリがあるなら、ゴカイ1匹を3等分くらいに短くして、ハリにさします。
必ず周りに人がいないか安全確認をしましょう。
ちょい投げで十分なので、
10~20mキャストします。
仕掛けが海底に着くまでリールのベールは開けたままにし、道糸を送ります。
着底したら、歩く速さより少しゆっくり目でリールを巻き、アタリが来る場所を探ります。
仕掛けを少し遠めに投げる → 竿を横にして引く → 引いた分リールを巻く。
これを繰り返すとコツコツとキスのアタリがきます。
もしくは仕掛けを投げる →ゆっくりリールを巻いているとキスのアタリがきます。
アタリがあっても合わせずに、そのままのスピードでリールを巻きます。
もう1匹掛かってくることもあります。
足元まで、仕掛けを巻いてきたら、回収します。
掛かっているハリの反対側に向かって押し出すようにすれば簡単に外れます。
キスのハリ外し(参考動画)
キスを入れる場合は水汲みバケツ内に海水と氷を入れます。その海水にキスを入れていきます。
海水に入れていく方が全体まできちんと冷え、氷だけだと氷に当たらない魚はきちんと冷えませんので鮮度が落ちます。
いざ砂浜や防波堤などに行って、闇雲に投げているだけでは沢山釣ることができません!
ここで砂浜と防波堤でのキスの釣り方を少しご紹介してみたいと思います。
キスはシーズンになると産卵を意識して浅場に来ます。
皆さん投げないと釣れないイメージ無いですか?
波打ち際で釣れるなんて半信半疑でしたが、本当に波打ち際のオモリが確認できるところでアタリが多くまとまって釣れました!
なので初めは少し投げて、遠目からゆっくりと引きずって来ながらアタリの多いポイントを探して、きちんと足元の波打ち際まで探ってあげることが大事になります。
しかし、波打ち際で釣れるときというのは条件がいいときが殆どで、後は少し投げて沖の海底の起伏(かけあがりやストラクチャーまわり)にキスが溜まっていることが多いのです。
アタリがあった場所を効率よく攻める為にも、色分けされた道糸(ナイロンラインやPEライン)で把握すると、手返し良く攻めることが出来ます。
時期が進むにつれて波打ち際から離れて少し遠くなります。
エサが豊富な川の流れ込みがある砂浜や、起伏の多い砂浜、岩礁帯がある砂浜は年中居ついてる場合もあるのでそういった砂浜を見つけて釣る方がいいでしょう。
波が立っている場所は地形が異なっている可能性が高いので、是非アタックしてみてください。
キス釣りは足で稼ぐ、というほどよく歩きますので、大抵の人は場所を替えながら探っていくことが効果的とされています。
砂浜の地形説明(参考動画)
防波堤は波の影響を受けにくい場所になり、キスが好む海底の起伏も無いだろうと思われがちですが、ここでは船が通る場所に出来る「ミオ筋」(人工的な起伏)にキスがつきやすいのです。
外洋と違い、海の海況に左右され難いので一度キスが入るとまとまって釣れる傾向があります。
アジ釣りやウキ釣りのマキエが海底にこぼれるとキスもそのマキエに群がったり、小さな小魚やエサとなるものも多くあるので、意外に良く釣れるスポットなのです。
これには条件があって、砂浜に隣接する漁港、漁港内が砂地の漁港、海底に岩礁帯などがある、干満で潮位の変動がある。などで、こういった条件が見込める釣り場ではキスは釣れます。
後は立ち位置から扇状に投げてキスの群れを探すのです。
砂地の漁港内でのポイントはミオ筋と呼ばれる船が通る航路、船道とも呼ばれます。
ミオ筋は周りに比べて、深くなっているので、地形が駆け上がりになっています。
そういった斜面の場所にキスはいますので、なんどもキャストを繰り返してキスのいる場所を探ってください。
キスチョイ投げ釣り【仕掛け・エサ・釣れるまで】(参考動画)
さて!釣りの後の楽しみといえば!!
そう釣った魚を頂くことですね!投げ釣りといえばシロギス!
シロギスといえば天ぷら、フライなどが一般的ですが、料亭などで食べると結構な値段しますよね・・・
でも自分で釣って料理すれば高級なキス料理をお腹いっぱい食べることが出来るのです!!
なんと贅沢なんでしょう~!『釣り人の特権』とはこの事です!
キスの背開き(天ぷら、フライ用)参考動画
天ぷらを家庭でするのは難しい。とか、うまくいかないと思っている方が多いと思いますが、ポイントを押さえれば簡単です。
まずは衣を作ります。
衣さえきちんと作ればまず失敗はしません。
まずはボウルに水、氷、卵黄を入れてかき混ぜます。
この時キンキンに冷やすのと、揚げる直前に作るのがポイントです。
その後は小麦粉を入れていくだけなのですが、ここでの混ぜ方が一番重要です。
小麦粉を大きいスプーン1杯ずつぐらいいれながら、箸でサックリまぜます。
粉を全部溶かそうとして混ぜすぎると小麦粉のグルテンが出てきてモサモサの衣になってしまいます。
粉が全部溶けなくても全然大丈夫なので、混ぜすぎない事を優先しましょう。
写真の様に粉が残っていても全然大丈夫で、そのぐらいの方がうまく揚がりますよ。
箸に抵抗がかかるぐらいになるまで小麦粉を入れれば完成です。
揚げていてシュワッといい音がすればちょうどいい衣だという合図です。
バリバリという音だと水が多い、重たい感じだと粉が多いという合図なので調整しましょう。
最後に衣をつけるまえに、うち粉(食材の方に小麦粉をまぶす事)を必ずしてください。
それによって食材にきっちり衣がつきますよ。
説明が難しい料理なのですが、一度やってみるとすぐわかりますよ~!
材料は小麦粉と卵黄だけなので一度挑戦してみてはいかがでしょうか。