
2022年12月31日
道糸が風に煽られて、ウキを引っ張り、マキエと違うところに流されることってよくあると思います。
この画像の場合は、左から右に風が吹いているので、道糸は右に引っ張られています。
道糸を一旦持ち上げて、風上に置きなおしまっすぐにする操作をラインメンディングと言います。
しかし、この状況でラインを置きなおしても、同じ風が吹いているので、道糸は右に引っ張られます。
これを少しでも解消するために、竿先を風上に向けます。
これをすると竿先からウキまでの道糸がある程度まっすぐになります。
この状況ではウキの頭が右に引っ張られると、馴染みが悪くなりますので、
少し道糸を引っ張りウキの頭を左に向かせます。
そうすると、ハリスやハリ、エサの重さで仕掛けが入っていきます。
これを仕掛けを馴染ませると言います。
仕掛けが馴染んだら、ウキが少しずつ沈んでいきます。
これをウキがシモルと言います。
アタリではありません。
最後の画像では、ウキが水中に入っています。道糸は右にふけていますが、
物理的に常に道糸をまっすぐすることは不可能です。
ウキがシモっていった場合は、ウキを見えるところまでは注視します。
アタリがあれば、ウキは消えます。
ウキがさらにシモっていき、ウキが完全に見えなくなったら、
道糸でアタリを取ります。魚が咥えたら、糸が走ります。
これらの動作で、どうすれば、仕掛けが早く馴染むかが分かれば、
どこに仕掛けを投げて、どの辺で馴染むかを計算し、そこのマキエサを打てば、
マキエと仕掛けの同調が完成します。