
2023年3月29日
水潮:大雨などで河川から大量の淡水が流れ込み、海の塩分濃度が下がったり濁りがキツイ状況の事。
普段の塩分濃度に慣れている魚にとって急な濁りや塩分濃度の低下による急激な環境の変化は、もちろん好ましい物ではありません。
影響を受けやすいとされているのは、イカやタコ(これらは塩分濃度に敏感)、キス(シロギス)やハゼなど(これらは濁りに敏感)です。
勿論普段釣れている魚たちの活性は下がる傾向にあります。
そんな中釣れる魚たちは塩分濃度が下がっても影響のない魚たち。という事になります。
主に汽水域でも活動できる魚たちが当てはまります。
スズキ(シーバス)、チヌ(クロダイ)、ボラなどですね。
またアジも濁りに強い傾向にあります。
過去のブログを見返しても、土茶濁りの中でサビキ釣りで爆釣している記事もありました。
対策はいくつかあって、
・水潮が起きにくい場所を選ぶ。
これは河口付近で良く起こるので、河口から遠い場所をセレクトする。
・ルアー釣りで言えば、派手な色で海底付近を探る。
そもそもの話、海水と淡水では、海水の方が比重が重いので海底付近では魚に取って生存しやすい傾向にある。
とはいっても濁りの影響もあるので、魚に気付かせやすい派手な色をチョイス。
などですね。
そうは言っても全体的に活性が低く、魚自身も活発に捕食行動を起こしにくい状況です。
ずっと捕食が出来ない期間があるという事は、水潮が落ち着いた段階で荒食いが始まりやすい。という事です。
水潮明けは魚がよく釣れる。と言うのもこういうメカニズムですね。
水潮でも釣りに行きたい! と言う方は上記の対策を知っていれば思わぬ釣果に恵まれるかも。
また、水潮明けは爆釣の大チャンス!という事です。
今回は水潮についての雑学でした。